2019年のVinitalyでイタリアで最もおいしい赤ワインに選ばれたのは、私の住んでいる村のワイナリーでした!

私の住んでいる、サルデーニャ島北東部の小さな村モンティは、サルデーニャ唯一のDOCG Vermentino di Gallura DOCG (白ワイン) の 重要な生産地。サルデーニャ島内では、規模の大きい、有名な協同組合のワイナリー、カンティーナ・ソチャーレ・デル・ヴェルメンティーノがある。このカンティーナ・ソチャーレのワイン、フンターナリーラスは、サルデーニャ島南部にある有名なワイナリー、アルジオラスのコスタモリーノとともに、サルデーニャ中どこのレストランに行っても必ずおいてあるワインなので、サルデーニャへ来たことのある方はご存じかと思う。こちらのワイナリーは、私の自宅から徒歩3分のところにあり、高品質のワインを作っているので、今後、紹介したいと思っているが、今日は、2019年のVinitaly で、イタリアで最優秀赤ワイン il miglior vino rosso d'Italia を受賞した、カンティーナ・ターニ Cantina Tani について書きます。95ポイントの最高得点の赤ワイン、 SERRANU のカンティーナ・ターニも、私の住んでいる村にあるワイナリー。

私がモンティに住んでいると言うと、上述の有名な協同組合ワイナリーがあるので、ああ、ヴェルメンティーノ(白ワイン)がおいしい村だよね、と言われるのだが、2019年のヴィーニタリー後は、あのイタリアで一番おいしい赤ワインのを作るワイナリーがある村なんだよね、が加わりました。

ポルト・チェルボの名門ゴルフクラブ、ペヴェロ・ゴルフクラブで、カンティーナ・ターニ・カップが行われるなど、一躍時の人のワイナリーとなっている。

 

自社でボトル詰めを始めたのは、2008 年とまだ若いワイナリーだが、ブドウ栽培の歴史はもう少し古い。

以前は、協同組合のワイナリーにブドウをおろしていたり、この辺りでは、最初にはじめたアグリツーリズモのハウスワインとして、ブドウ栽培および醸造を行っていた。

私が初めてターニ家の赤ワインを飲んだのは今からおよそ15年くらい前。アンジェリカの叔父のフランコの家だった。

いわゆるハウスワインなのだが、そのワインのレベルの高さに、とても驚いた記憶が鮮明に残っている。

自分の家で消費するためのワインを作る人は多いので、たくさんの"ハウスワイン"を飲んだが、やはりおいしいワインに出会うことは少ない。

そのため、2019年のVinitaly でmiglior vino rosso を受賞したときは、やはり!と思った。

ヴィーニイタリーでの最優秀ワインの受賞のお祝いを言うときに、フランコの家で飲んだ"ハウスワイン"のことを話したら、アンジェリカの顔には、懐かしそうな嬉しそうな笑みがこぼれた。

さて、ワイナリーを訪問した時、最初に試飲で、出されたのは、2種類のヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ。

ヴィーニタリーの受賞ワインは、もうないんでしょ?と聞いたら、やはりもうない、という返事。

でも、もちろんちょっとは、偉大な賞の受賞ワインなので、カンティーナには保存してある。

売るためにはないということだ。

その貴重なワインも開けてくれた。

ヴィーニイタリーでは、値段はいくらでも払うからあるだけ全部買いたいというインポーターがいたそうだが、そのような売り方は彼らの方針と反するためなのか、丁寧にお断りしたそう。

でも、その受賞ワイン SERRANU をなんと、vinidellasardegna.it には、売ってくれることとなりました。

数が少ないので、どうぞお早めにご注文下さいませ!

 

カンティーナ・ターニが初めて自社でボトル詰めをしたのは、2008年。

その2008年の白ワイン、TAERRA も試飲させてもらった。

もう開けてから3~4日たっているんだけどね。と言って注いでくれた白ワインには、かなりのポテンシャルを感じた。

ステンレスタンクでの醸造だが、まるで、バリックを使ったような味わい。よく熟した洋梨やアプリコットなどの香り。そして、なんだか懐かしい香り。余韻も長い。

ヴェルメンティーノは早飲みのワインととらえられているが、近年、数年寝かしてもおいしい、もしくは、数年寝かした方がおいしくなるワイン作りをめざすワイナリーが増えてきている。

ちょっと古めの白ワインが好みの私としてはうれしい限り。

アグリツーリズモ ヴェルメンティーノ
この辺りでは草分け的存在のアグリツーリズモからは、ブドウ畑が見渡せる。